2022年1月5日水曜日

珠世さんの着物の柄

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
久しぶりの更新になってしまいましたが、これからも自分なりに覚えて置きたいことや考察のようなものを書き留めておけたらと思います。

今は1月初旬、山茶花(さざんか)が咲いているのがあちこちで見られます。都会でも学校や公共施設など人が集まる建物の周辺に植えられていることが多く、現代の人々にとても馴染みのある植物だと思います。
私はこの冬、ふと思いました。

このお花……もしかして珠世さんの着物の柄では?


※ここから先は漫画『鬼滅の刃』の原作のネタバレになります。まだ読み終えてない方は自己責任でご覧下さい。


これまでは珠世さんの着物の柄は椿ではないか、という考察がネット上ではよく見られました。確かに椿にも見えなくもない、しかも花言葉もしっくり来るんですよね。
椿の花言葉は「完璧」「控え目な美しさ」そして、花言葉とは別なのですが、私がなるほどと思った言い伝え「年経た椿は化ける」があります。戦国時代には既に鬼として存在していた珠世さんは、少なくとも400歳は越えていることになります。人間ではかなわない年数を生きていたおかげで、物語上で凄まじい功績を遺しました。

ところが着物の柄は椿にしては花びらに丸みがなく、特に原作では花と葉の大きさのバランスが椿にしては小振りの花に見えます。スクリーントーンの名前が分かれば何の植物か簡単に分かるのかもしれませんが、膨大にあるスクリーントーンの名前を私はよく知りません(この辺はただの不勉強……)
更に、椿がモチーフの登場人物が他にいます。村田さんです。髪に椿油をつけていること、死亡フラグを自分で構築して壊す(=生き残る)強運からも、ある意味「完璧」という花言葉が似合います。

そのため珠世さんの着物の柄は、椿よりもお花が小さめで色も朱のような赤というよりピンク色に近い山茶花ではないかと予想しました。
山茶花の花言葉も珠世さんらしさがあります。「困難に打ち勝つ」「ひたむきさ」「永遠の愛」など……。
花の色によって花言葉があるものの、私はどの色の花言葉も珠世さんの人生らしいと感じました。中には白い山茶花の花言葉「あなたは私の愛を退ける」というものもありますが、これはなかなか意味深ではないでしょうか。果たして、誰が誰からの愛を誰が退けたのか……。色々と想像してみてください。
赤い山茶花「あなたが最も美しい」「譲渡」は愈史郎の気持ちみたいだと個人的に思いました。転生した珠世さんと会えるかもしれないというファンブック2のコソコソ噂話は、本の発売からもうすぐ1年経とうとしているのに未だに衝撃的です。

『鬼滅の刃』の登場人物には、それぞれモチーフとなる植物の設定があるキャラクターもいます。あるいは、場面ごとに植物のモチーフがあることもしばしばあり、すみれが縁壱にニチニチソウを渡す場面や、最終巻である23巻のカバーの禰豆子がモクレンの花を持っているイラストなどがそうです。
作者の吾峠先生は過去に『蠅庭のジグザグ』という植物の力で戦うダークヒーローの漫画も描かれていて、そちらも植物や花言葉が作品に登場します。短編集に収録されていますが、短編集は『鬼滅の刃』を読んだ人にも読んでない人にもオススメです。